【事前対策】リフォームの近隣トラブルを未然に防ぐポイント

リフォームは工事になりますので、どれだけ業者が配慮しても音やホコリは付き物です。工事期間中はもしかしたら隣近所に住む方々に不快感を抱かせてしまうかもしれません。リフォームが原因でご近所トラブルになるのを防ぐためには、リフォームの前にしっかりと準備をしておくことが大切になります。

ここでは近隣トラブルを避けるためにリフォーム前にやっておきたいことをまとめてご紹介します

 

リフォーム中は近隣トラブルが起こりやすい?

工事は家の中だけだし……と思っていても、思わぬことが原因でリフォーム中に近隣住民からクレームが入ることがあります。よくあるクレームには下記のようなものがあります。

  • 工事中の騒音がうるさい
  • 塗料の臭いがキツイ
  • ホコリが流れてくる
  • 足場が土地の境界をはみ出している
  • 業者の工事車両が道をふさいでいる

 

特に騒音はよく聞くクレームですが、工事をする以上どんなに気を付けても工事音は発生してしまいます。音を完全になくすことはできませんが、事前に準備することで近隣住民にかかるストレスをできるだけ減らすことは可能です。

では、トラブルを未然に防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?ここからは具体的な方法を見ていきましょう

 

近隣への挨拶でリフォームを告知

リフォームの挨拶まわりでは何を伝える?

何も知らされずにリフォームが始まると近所の方々は困ってしまいます。いきなり工事音が大音量で鳴り響くと迷惑に思ってしまいますよね。心の準備ができているか、できていないかによってトラブルを回避できるかは大きく変わってきますので、必ずリフォーム開始日の1週間前までにはひと言挨拶に行きましょう。

近所の方々がリフォームにおいて気になる点は、どれくらいの騒音がいつまで続くのかです。よって挨拶に行くときは下記の内容を伝えておきましょう。

  • 工事期間
  • 工事が行われる曜日と時間帯
  • どのような影響が予想されるか
  • 緊急時の連絡先(依頼主と工事事業者両方)

 

業者が挨拶に行ってくれることもありますが、その場合は事前に自ら挨拶に行き、不明点を後から来る業者に聞いてもらう形にするのがベストです。

挨拶まわりについて、くわしくはこちらの記事もご覧ください。

 

手土産があればなお良し!不在時は手紙を添えて

挨拶のときに手土産があるとなお良いですね。ハンドタオルなど、もらっても困ることのない日用品がオススメです。挨拶は一般的に、向こう3軒と両隣に加えて後ろの3軒にもする必要があります。合計8軒に挨拶する必要があるので、そこまでお金の掛からないよう1つあたり1,000円以内のものでも十分でしょう。

また、挨拶当日に在宅ではないご家庭もあるはずです。その際は先ほども書いた、

  • 工事期間
  • 工事が行われる曜日と時間帯
  • どのような影響が予想されるか
  • 緊急時の連絡先(依頼主と工事事業者両方)

 

こちらのを明記した手紙を入れておきましょう。

挨拶まわりの手土産については、こちらの記事も合わせてご覧ください。

 

リフォームの詳細について業者と打ち合わせておく

リフォーム業者への騒音対策依頼で苦情を回避

挨拶まわりによって工事が行われることを知っている状態でも、いざ工事が始まったら予想以上に音が大きいのに驚くこともあると思います。実際に始まってから「音がうるさいですよね」なんて声があちらこちらで出てくることもあるようです。

騒音対策としての第一歩はスケジュールの調整です。例えば平日の午前10時から午後4時までなど、極力迷惑をかけない時間帯に工事をお願いしてみましょう。

それでもクレームが出た場合は、吸音材を取り付けて外部への音漏れを防ぐなどの方法もあります。

 

工事車両の駐車スペースは事前に決めておく

車両に関するクレームも、リフォームの近隣トラブルで多いもののひとつです。

少しのリフォームであっても、職人さん移動や資材の運びこみにより、工事車両が近隣に出入りすることになります。このときの工事車両の駐車がトラブルのもとになるケースが多く、特に現場となる住宅街に長時間車両が止まり続けていると通行の邪魔になり迷惑に思う方もでてきます。

あらかじめ駐車スペースを確保し、業者と打ち合わせておきましょう。スペースがない場合は近くのコインパーキングを借りるなどの工夫も必要です。

 

資材やごみは散らばらないように

工事において廃棄物が出るのは仕方のないことですが、それを外から見える場所に散らかして置いていると、近隣から景観が悪くなったと見られかねません。必要な資材や出てしまったゴミは整理してもらうよう、業者にお願いしておきましょう。

 

トラブルを起こさない業者選びも大事

リフォームの成功は業者選びにかかっていると言っても過言ではありません。さらに言えば、リフォーム中のトラブル回避もまた、業者選びから始まっていると言えます。

例えば、見積もり打ち合わせの時点で対応に雑な部分があれば、リフォーム中の近隣への対応も雑にされてしまう場合があります。業者に見積もりを依頼する際は金額の部分ばかりに注目しがちですが、下記のような部分に注目するとより良い業者を見分けることができます。

  • 見積もり書の内容が分かりやすいか
  • 説明に不明瞭な部分がないか
  • 金額が極端に高すぎたり低すぎたりしないか

対応や相性などから信頼できる業者を見つけましょう。見積もりから業者を選ぶ際のポイントについては下記の記事も合わせてご覧ください。

 

事前の気遣いで良好なご近所関係を

これから先長く我が家に住み続けるためには、家のリフォームだけでなくご近所さんと良好な関係を築き続けることも大切です。

近年はご近所づきあいが面倒だという方も増えていますが、少しの気遣いで与える印象は大きく変わってきますので、しっかり取り組んでいきましょう。

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