現在世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大しています。日本では全国的な非常事態宣言は解除されましたが、海外で第二波が発生した事例もあるため安心はできない状態です。
新型コロナウイルスがあたえた生活面での変化は外出自粛、手洗いや除菌の徹底、ソーシャルディスタンスなどたくさんありましたが、リフォーム業界にはどのような影響があったのでしょうか?そして、今後リフォームを行っていく上で注意したいことは何なのでしょうか?
新型コロナウイルスによるリフォーム業界への影響
建材の入荷遅延
リフォーム業界においてもっとも大きな打撃だったのが、システムキッチン、トイレ、洗面台などの一部建材入荷の遅延です。
多くのメーカーは建材や設備の工場を中国に置いているため、中国国内での感染拡大と工場の閉鎖により多くのメーカーが機器の受注を停止し、入荷の遅延やリフォーム工事の遅れにつながりました。
マンションリフォームの遅れやストップ
特にマンションのリノベーション工事は、リフォーム業者側がマンションの管理組合に工事申請を提出し、工事の承認がされた後に着工するという流れが一般的ですが、管理組合が工事の承認をするための理事会を開催できないため承認までに時間がかかっているようです、
また、マンションによっては緊急事態宣言発令中の工事自体を禁止していることもあるため、工事がストップしてしまうケースも多いです。
現場見学会やショールームの見学会の中止
お客様に来場していただけないため、現場見学会やショールームの見学会は中止が多くなっています。
その代わりにオンラインでの相談を行っている企業も多く、お家にいたままでいろいろな話を聞けて便利との声も高まっています。
打ち合わせのオンライン化
顔を合わせた打ち合わせを行うことができないため、打ち合わせもあんたインが中心になりました。素材のサンプルをあらかじめ自宅に発送したり、ショールームの写真を用意してイメージしてもらうといった工夫がされています。
これからリフォームを進めていく上での注意点
今進めるか待つかを良く判断する
水回りの設備や棚などの建具はメーカーのショールームに足を運び、実物を見たり触ったりしてから決めたいという方も多いと思います。メーカーのショールームが休業中の場合は、カタログやサイトの写真のみで判断するのか、ショールームに行けるようになるまで待つのかの判断が必要です。
スケジュールやお金に余裕を持つ
リフォームでは工事が必要である以上、オンラインではできない人や物が動く作業が発生します。今の状況下ではこのような作業を安全に行えるようにいくら対策をとっても、普通以上に時間がかかってしまうことは避けられないと考えられます。
自分にとって正しい判断が大切
この状況下においては、自分のスケジュールやお金を見て正しい判断をすることが必要です。場合によっては今はリフォームをしないという選択肢をとることも大切でしょう。
一方で、時間がかかって大変だとしてもリフォームやリノベーションをしたい方に対して業者は誠心誠意答えてくれます。優良業者を見極め、不安点を徹底的に相談することで納得のいくリフォームを実現しましょう!