リフォームの内容が定まり、業者も決まったらいよいよ契約です!
契約時に注意しなければいけないのは、実は契約に必要な書類はひとつではないということです。何にどんなことが書いてあるのか分からなければ、内容をよく把握しないまま契約を結んでしまうことがあるかもしれません。
契約に必要な書類はどれくらいあるのでしょうか?また、それぞれどんな内容が書かれているのでしょうか?
契約には必ず契約書を!
契約書類のお話をする前に、大前提として契約では必ず契約書を交わしてください。契約書なしの口約束でも契約は成立してしまいます。よって小規模で簡単な工事であれば契約書を交わさないなんて話も聞きますが、どんなリフォームであっても契約書は必ず交わしましょう。
口頭でのやり取りは誤解や認識の違いが起こりやすいので、書面で契約内容を残しておかなければリフォーム中何かトラブルが発生した際不利になってしまうことがあります。
契約に必要な書類は?
リフォームの契約に必要な書類には、下記のようなものがあります。
- 工事請負契約書
- 工事請負契約約款
- 見積書
- 設計図
- 仕上げ表
大規模な工事になれば、これらにプラスして工程表という書類がつく場合もあります。
工事請負契約書
工事請負契約書は、リフォームを行う前に必ず作成するものです。工事にかかる費用の総額、着工から完成までどれぐらいかかるかという期間、費用の支払い方法などが記載された書類です。
工事請負契約書を見る上での注意点
工事請負契約書と見積書で、記載されている費用に違いがないかを確認しましょう。実は初めに考えていたリフォームから変更点が出てくることで、金額が変わっているというのはよくあることです。
リフォームの請負契約書を見るときの3つの注意点 | リフォーム見積りネット
打ち合わせも終わり、ついに着工!という前に、最後に交わす請負契約書があります。ちょっとしたリフォームであったとしても、契約を交わすことに変わりはありません。もしもの事態が起こらないために、請負契約書を確認する際のポイントをご紹介していきます。
工事請負契約約款
工事請負契約約款(こうじうけおいけいくやっかん)とは、契約にともなうさまざまな取り決めを記載した書類です。契約書には書かれていないトラブルを回避するための詳細な重要事項が文書になっています。
工事請負契約約款を見る上での注意点
工事請負契約約款の内容は細かい字で書かれていることがほとんどなので読むのが億劫という方も少なくないですが、特に重要な損害についての項目はしっかり目を通しておきましょう。
例えば第三者に損害を与えた場合、材料に損害が合った場合、保険などはどのような決まりになっているかを確かめることで、本来は受けなくてもいい被害を受けるのを回避することが出来ます。
工事請負契約約款を見るときの注意点【リフォーム契約】 | リフォーム見積りネット
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見積書
リフォームに使う材料や設備の名称、その数量、諸経費など、工事費用に関わるものの詳細などが記載された書類です。
見積書を見る上での注意点
見積もり書を見る際は、事前の打ち合わせで決めていた材料や設備が内容に盛り込まれているかや、提示されていた費用から変わってないかなどを確認しましょう。
リフォームの見積もり時に絶対に押さえておきたい6つのポイント | リフォーム見積りネット
リフォームをしようと決心したならば、次に気になるのがどの程度の費用が必要になるのかということではないでしょうか。損をしたり、詐欺にあったりしないためにも、見積書のチェック項目をはじめ、見積もり時に抑えておきたい3つのポイントを見ていきましょう。
設計図
設計図は間取りを変更する際や増築の際に必要になる書類です。奥行、高さ、数などの内容が詳細であればあるほど完成後のイメージがつかみやすくなります。
仕上げ表
仕上げ表は使用する材料や設備の名称、種類、品番などが書かれている書類です。業者によっては仕上げ表の内容が見積書や設計図に書かれていて、仕上げ表が省略になっている場合もあります。
仕上げ表を見る上での注意点
事前の打ち合わせで選んだものと材料や設備が一致しているか確認しましょう。名称や品番だけでどんなものかイメージできない場合は、カタログなどを見せてもらって確認しましょう。
契約書類に気になる点を見つけたら?
契約書は細かい字でびっしり書かれているように見えるので億劫になってしまうかもしれませんが、大切なことが書かれているので内容をよく確認してから押印する必要があります。
もしも解約内容を確かめている途中で気になる点が出てきたら、遠慮なく業者に相談しましょう。一番よくないのはそのままにしておくことで、お互いのためにもトラブルの要因になりそうなことは未然に潰しておきましょう。