【外壁塗装】セラミック塗料とは?知っておきたい塗料の種類

外壁塗装の選択肢のひとつにセラミック塗料があります。

セラミック塗料は上手く使えば大きなメリットがありますが、あまり認知されていないことに漬け込んですすめてくる悪徳業者も多い塗料と言われています。しかし、「なんか怪しいから」という理由だけで遠ざけてしまうのも、なんだかもったいない話です。

今回はセラミック塗料の特徴とメリット・デメリットについてご紹介します!

セラミック塗料とは?

セラミックとは陶磁器のことで、セラミック塗料とは塗料の中に細かく砕いた陶磁器を入れたものです。

セラミックは塗料の中に混ぜて使われます。一般的な樹脂塗料にはアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素などのグレードがありますが、セラミックはこれらの塗料に混ぜて使われているだけでグレードのことではありませんので注意しましょう。

セラミック塗料と言われるとなんだか高級感がありますが、セラミック自体が高級であるわけではないので注意しましょう!

 

セラミック塗料のメリット・デメリット

セラミック塗料のメリット

セラミック塗料のメリットには下記のようなものがあります。

  • 耐熱性が高い
  • 紫外線に強い
  • 汚れに強い
  • デザイン性が高い

セラミック塗料を塗ると表面に膜が形成され、外壁の表面が陶器のようなります。この膜には紫外線から家を守ってくれたり、汚れをつきにくくする効果があります。また親水性も高く、もし外壁が汚れても水が汚れの下に入り込みやすいため雨や湿気によって自然に汚れが落ちるセルフクリーニング効果があります。

また、天然石調砂岩調などデザイン性の高さもメリットのひとつです。

熱や紫外線から家を守り、雨で外壁を綺麗にできるという自然現象全体から家が強くなるメリットがあります!

 

セラミック塗料のデメリット

一方、セラミック塗料のデメリットには下記のようなものがあります。

  • どの塗料に混ぜられているかによって耐用年数が違う
  • 固い素材である

セラミック塗料の耐用年数はあくまでもどの塗料に混ぜられているかによって変わります。どの塗料でもある程度の耐久性や耐熱性といったメリットを得ることはできますが、セラミック塗料だからといって必ずしも耐用年数が長いとは限りません。

また、セラミックはもともと硬い素材ですので、壁に塗るとひび割れやクラックが発生する可能性が高くなります。例えば耐用年数が12年のセラミック塗料があったとして、塗装が12年剥がれなかったとしてもその間ひび割れが起こらないというわけではありません。

セラミック塗料にはメリットも多いですがデメリットもあります!よく理解して使用しましょう!

 

セラミック塗料の注意点

先ほどもお伝えしましたが、セラミックは塗料のグレードではなく原料のことです。他の塗料に混ぜて使うため、理論上100%セラミック塗料というものは存在しません。また、セラミック自体は万能な塗料でも何でもありませんので「セラミック塗料だから長持ち!」という話はほとんどが嘘になります。

セラミック塗料は認知度の低さから悪徳業者の営業に使われてしまうこともあるようです。言われたことを鵜呑みにして後悔しないよう、最低限の知識を付けておきましょう!

 

セラミック塗料を使いたいときのコツ

セラミック塗料を使用して外壁塗装を行う際、最も大切になるのは業者選びです。リフォームの成功は業者選びにかかっていると言っても過言ではありません。

塗装業者を選ぶときは、特に以下のポイントに気を付けて選びましょう。

  • セラミック塗装の実績がある業者か
  • セラミック塗料について詳しく説明してくれるか
  • デメリットまで隠さずに伝えてくれるか

 

外壁塗装はトラブルが多いリフォームとも言われているので悪徳業者のイメージが目立っていますが、ちゃんと探せば親切で誠実に施工してくれる業者も見つかります。対応が親切で、かつセラミック塗料について知識が豊富であれば安心できるでしょう。

外壁塗装の業者選びについて、詳しくはこちらも合わせてご覧ください。