火災保険が使える!保険が適用になる台風被害はどんなもの?

台風被害が火災保険の適用になることはご存知でしょうか?風災の被害は火災保険での補償の適用になりますが、火災保険というネーミングから「知らなかった!」という人も意外に多いようです。

今回は具体的にどのような台風被害が火災保険の対象になるのか、詳しくご紹介します!

火災保険が適用になる被害とは?

そもそも火災保険が適用になるのはどのような場合なのでしょうか。火災保険は下記のような自然災害による被害で、かつ損害額が20万円以上の場合に補償されます。

  • 火災
  • 落雷
  • 風災
  • 雪災
  • ひょう
  • 爆発

台風による被害はこのうちの風災に該当するため、火災保険の適用になります。では、具体的に適用になる台風被害にはどのようなものが多いのでしょうか。

 

火災保険が適用になる屋根の台風被害

雨漏りの台風被害

台風による雨漏りは深刻な被害のひとつです。雨漏りは台風によって破損した屋根から雨が吹き込んでしまうと発生しますが、これは家の内部構造が水で傷んでしまう原因になり、結果家そのものの寿命を縮めてしまいます。

雨漏りは特に迅速に対応したい台風被害ですが、修理には火災保険の保険金を使うことが出来ます。

 

雨樋の台風被害

雨樋は破損してしまうと集水器に水が流れなくなり、水が溜まったり水しぶきが隣家にかかって迷惑になる原因になります。この雨樋が台風による雨や風で破損してしまった場合は火災保険の対象になり、また雪により破損してしまった場合も補償されます。

 

アンテナの台風被害

アンテナは屋根の上で常に雨風にさらされており、台風時も被害を受けやすい部分です。アンテナが抜け落ちてしまったり支柱が折れてしまったりなどし、テレビが映らなくなったり周囲の屋根や壁を破損させてしまうことがあります。

このようなアンテナの破損も、風災によるものであれば火災保険の適用になります。

 

火災保険が適用になるお庭の台風被害

フェンスの台風被害

台風の強風によってフェンスが曲がってしまう被害も多いようです。火災保険で家本体ではなくフェンスの被害は補償されるのか疑問に思うこともあるかと思いますが、火災保険は敷地内の被害に対して保険がかかっているためフェンスの被害も対象になることがあります。

 

カーポートの台風被害

フェンスと同じく、敷地内にあるカーポートの台風被害も火災保険の適用範囲内です。また、カーポートは台風だけではなく雪による損害も頻発する箇所ですので、雪災も火災保険の適用であることも頭に入れておきましょう。

 

補償の適用になる際は火災保険の申請を!

台風被害を含める風災は火災保険の適用になります。もちろん状況や被害の範囲によって補償の額や適用の可否は違ってきますが、火災保険は被災から立ち上がる際の強い味方になります。申請できるならぜひ利用しましょう。

 

しかし、注意したいのが経年劣化による破損は火災保険の対象にはならないということです。あくまでも火災保険で補償される範囲の自然災害による破損と確認されなければ保険金はもらえませんので注意しましょう。