中古マンション選びの際、入居希望者は部屋の中だけでなくそのマンションの共有部分を見ています。エントランスや駐輪場、ゴミ捨て場などの手入れが行き届いているかどうかによって、そのマンションの管理状況や入居者のモラルを確認しているのです。
もし共用部分が汚れていたり古くなっていた場合、思い切ってリフォームした方が印象が良く、マンションの入居率アップにもつながることがあります。
マンションの印象アップ!共有部分のリフォーム
エントランス
エントランスは入居者が出入りする際に毎日使用する場所で、内覧の際は入居希望者が必ず通る場所でもあります。エントランスにおすすめのリフォームには下記のようなものがあります。
- 壁や床の張り替え
- 照明の設置
- オートロック機能の設置
- 自動ドアの設置
言うなればそのマンションの顔ともいえる部分ですので、見た目の印象は大切です。エントランスが暗い、なんだか古臭さが目立つという場合は内装のリフォームが効果的です。内装を変える場合はシンプルで明るいイメージを目指すと安心感が出ます。
また、防犯面を基準にマンション選びをする方も多くなっていますので、特に女性から選ばれるマンションにするには防犯を意識したリフォームを行うといいでしょう。
集合ポスト
集合ポストはチラシが散乱していないかなどが見られやすいので清掃面が重要です。あとは雨が降っても郵便物が濡れない防露性のしっかりしたものを選ぶとより満足度が高くなります。
また、最近は集合ポストと一緒に宅配ボックスを設置するマンションも増えており、通販をよく使用する方から硬い人気があります。
ゴミ置き場
ゴミ置き場はゴミが散乱していたり、目に見えて不潔な印象だとマイナスなイメージがついてしまいます。ゴミ収納ボックスを設置する、周りに植物を配置するなどすっきりと見せるための工夫をしましょう。
また、仕事の関係で決められた時間や曜日にゴミを出すのが難しい方向けに24時間使用可能なゴミ置き場を導入しているマンションも増えています。24時間ゴミ置き場はゴミを出せずにベランダにため込んで近隣の迷惑になったり、ベランダのゴミが強風で飛ばされるといったトラブルを防ぐのにも有効です。
駐輪場
自転車が無秩序に置かれているような駐輪場だと、「管理がずさん」「入居者のモラルが低そう」といったマイナスイメージを与えてしまいます。
駐輪場のリフォームには床をコンクリートで整備したり、白線や番号を描くことで各入居者の駐輪場所を指定するなどが効果的です。また、サイクルポートやサイクルキーパーを設置するのもいいでしょう。
共用部分のリフォームは計画的に!
共有部分のリフォームは入居率を上げたり、入居者の満足度を高めるのにとても有効です。気になる部分のリフォームは計画的に行い、マンションの価値を維持していきましょう!