リフォームの費用を賄うためにリフォームローンを利用することを考えている方もいるのではないでしょうか。リフォームを成功させるためにも、お金周りのことは慎重に考えていきたいですよね。
リフォームローンを組む時はどんなことに気をつければ良いのでしょうか?そして、リフォームローンの良し悪しはどう見分けるのでしょうか?
リフォームローンを選ぶときのポイントは?
リフォームは人生においてとても大きな買い物になるケースが多いです。ローンを利用したいけれど、初めてなのでどう選んだら分からない!という方も多いのではないでしょうか。
リフォームローンを比較するとき、よく見ておきたいポイントは下記の3つです。
- 低金利ローンに即座に飛びつかない
- 公的融資か民間融資か
- 団体信用生命保険の有無をチェック
低金利ローンに即座に飛びつかない
金利は1%違うだけで大きな差が!
金利は返済総額に大きく関わってくるので気になるポイントだと思います。
金利はたった1%変わるだけで総額に大きな差が出ます。例えば30年の返済期間で2000万円の借り入れをしたとすると、金利が2.0%なら返済総額は約2661万円です。しかし、3.0%の場合は総額が約3035万円となってしまいます。金利による支払額はネットでシュミレーションもできますので、気になる方は試してみましょう。
住宅のリフォームに関する話題をわかりやすく解説します。住宅の水廻りリフォーム、和室をフローリングにコンバージョン、壁紙張替、トイレを交換、外装塗装など、様々なリフォームにどれくらい費用がかかるのか?またリフォーム費用をローンする方法について解説します。
リフォームローンシミュレーション:イオンプロダクトファイナンス株式会社
イオンプロダクトファイナンスのリフォームローンシミュレーション(シミュレーション)ページです。お客様が任意の金利(実質年率)を入力することで、月々のご返済金額を計算し、ローンのご検討材料とするものです。
注意!低金利がずっと続くとは限らない?
金利は低ければ低いほど嬉しいものですが、低金利のローンを見つけてもすぐには飛びつかないでおきましょう。
というのも、低金利ローンの多くは返済中に金利が次第に上昇するリスクを持っている「変動金利型」や金利を一定期間固定する「固定期間選択型」を採用しています。どちらも最初は低金利でスタートしますが、変動金利型は相場の変動によって、固定期間選択型は期間終了後に金利が変わります。
全期間固定型は金利が低い時に利用しよう
全期間固定金利型は金利が全期間で固定されているので、今よりも上がることはなく下がることもありません。返済時まで金利が変動しないので、低金利の時に利用すると良いでしょう。
公的融資か民間融資か
リフォームローンは大きく分けて2種類
リフォームローンには大きく分けて公的融資と民間融資の2種類があります。
公的融資とはその名の通り公的機関が貸し出すローンのことで、国や自治体からお金を借ります。対して、民間融資は銀行や信用組合などが行う融資で、一般的にイメージされる「銀行からお金を借りる」というのはこちらになります。
公的融資は金利が低いが利用条件が厳しいので注意
公的融資には下記のような種類があります。
- 住宅金融公庫融資
- 財形住宅融資
- 自治体融資
特に財形住宅融資は財形貯蓄をしている方が対象となり、無条件に誰もが利用できるわけではありません。一般・年金・住宅のいずれかを継続しているなど、一定の条件を満たしている必要があります。
また、60歳以上の方が対象となるリフォーム融資は、耐震改修をはじめとするリフォーム工事に利用できます。こちらについても、自宅の土地建物に担保をつけなければならないことや、自分の総返済負担率が一定の基準以下であることなど、利用するためにはいくつかの条件をクリアしていなければなりません。
民間融資はリフォームの内容で有担保か無担保か決める
民間融資には有担保型と無担保型の2種類があります。この2つは借入金の上限や期間に違いがあり、選ぶことができます。
有担保型 | 無担保型 | |
借入の上限金額 | 1,000万~1億円 | 500万~1,000万円 |
最長借入期間 | 35年 | 10~15年 |
団体信用生命保険の有無をチェック
団体信用生命保険に加入できるリフォームローンを重点的に探すことも忘れてはいけません。団体信用生命保険は、ローン返済途中に返済者が死亡したり重度の障害を負った場合、返済が難しくなってしまった残りのローンを変わりに返済する役割があります。
保険料を融資先に負担してもらうと、結果的に金利の高いローンと同じ費用になってしまうかもしれません。しかし、低金利でも満足な保証が付いていない融資先では、将来的に不安が残ります。
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