マンションでもできる!間取りを変えるリフォームの内容と費用

どんなに住み慣れたマンションでも、例えば子供が生まれたりひとり立ちするなどライフステージの変化によって使い勝手が変わってくるものです。場合によっては部屋を増やしたり広くしたいなど、間取りそのものを変える必要も出てきます。

マンションの間取りを変える事はできるのでしょうか?また、どのようなリフォームが必要になるのでしょうか?

今回はマンションの間取りを変えるリフォームについて詳しくご紹介します!

間取りの変更をしやすい構造とは?

マンションの構造として多いものには以下の2種類があります。

ラーメン構造 垂直方向に建つ柱と、柱を水平方向につなぐ梁をフレームに建物を支える構造
壁式構造 床と天井と4つの壁で空間を構成する構造

 

リフォームで間取りを変更しやすいのはラーメン構造です。部屋をフレームで支えているため、壁は比較的動かしやすい構造です。間取りに限らず、将来リフォームを考えているのならラーメン構造のマンションを選ぶのがおすすめです。

一方、壁式構造は耐久性が高く地震には強いですが、壁で建物を支えているため壁を壊すことができない構造になっています。よって壁を取り払って部屋をつなげるなどの間取りのリフォームは難しいでしょう。

壁式構造のマンションでも、パーテーションカーテンで部屋を仕切ることによってプライベートな空間を作ることが可能です。住まいで出来る工夫を考えてみましょう!

 

マンションの部屋を増やすリフォーム

子どもが増えたり成長したりすると新しい子ども部屋が欲しくなることもあるかと思います。部屋を確保するためにマンションの買い替えを検討する人も多いようですが、個室を増やすならマンションをリフォームするという方法もあります。

部屋を増やすリフォームの内容

部屋を増やす場合、壁とドアを新たに作って部屋を間仕切る工事が一般的です。また、間取りを変えたことで新しくコンセント照明がほしい場合は、必要に応じて追加工事をすることになります。

 

部屋を増やすリフォームに必要な費用と工期は?

壁やドアの設置に必要な費用 12万~24万円
工期 1~3日

壁やドアを設置する工事は1~3日ほどで完成します。そこからコンセントや照明などを増設する場合は、個数や配線の位置によって費用や工期が追加で発生します。

 

部屋を増やすリフォームの注意点

個室の数が増えても住まい全体の面積は変わりませんので、必然的にひと部屋の面積は狭くなります。家具やドアの開閉のためのスペース除くと、思ったより部屋を狭く感じることになるかもしれないので注意しましょう。

個室であることを重視するか、自由にできるスペースの広さを重視するかで本当にリフォームが有効かが変わってきます。よく考えて検討しましょう。

 

マンションの部屋をつなげるリフォーム

部屋をつなげることでリビングを広くできたり、キッチンをリビングをつなげてリビングダイニングにし、家族とのコミュニケーションが活発にる家づくりを実現することが出来ます。

部屋をつなげるリフォームの内容

部屋の間仕切りになっている壁を撤去することで、部屋をつなげてひとつの広い空間にするリフォームが主になります。つなげた空間に部屋としての統一感を持たせるため、同時に壁紙や床のリフォームを行うケースも多いです。

 

部屋をつなげるリフォームに必要な費用と工期は?

壁の撤去に必要な費用 18万~30万円
工期 4~6日

もともとあった壁を取り払って部屋をつなげるだけの単純な工事であれば4日ほどで完了します。部屋の内装も綺麗にリフォームをするのであれば追加で1~2日ほど見ておきましょう。

 

部屋をつなげるリフォームの注意点

撤去できる壁はマンションの専有部分にあたる壁だけです。例えば「2戸隣り合わせで購入したマンションの間にある壁を取り払って1戸にする」といった工事になると共有部分にあたる壁に手を加えなければならず、管理規約違反になりますので注意しましょう。

 

間取りの変更は計画的に!

使い勝手の良い間取りはライフスタイルによって変化します。子どもが産まれたら?成長したら?ひとり立ちしたら?両親と一緒に住むことになったら?など、これからどんな生活が予想されてどんな間取りにしたら良いかをしっかり考えてから行いましょう。