どんなに住み慣れたマンションでも、例えば子供が生まれたりひとり立ちするなどライフステージの変化によって使い勝手が変わってくるものです。場合によっては部屋を増やしたり広くしたいなど、間取りそのものを変える必要も出てきます。
マンションの間取りを変える事はできるのでしょうか?また、どのようなリフォームが必要になるのでしょうか?
間取りの変更をしやすい構造とは?
マンションの構造として多いものには以下の2種類があります。
ラーメン構造 | 垂直方向に建つ柱と、柱を水平方向につなぐ梁をフレームに建物を支える構造 |
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壁式構造 | 床と天井と4つの壁で空間を構成する構造 |
リフォームで間取りを変更しやすいのはラーメン構造です。部屋をフレームで支えているため、壁は比較的動かしやすい構造です。間取りに限らず、将来リフォームを考えているのならラーメン構造のマンションを選ぶのがおすすめです。
一方、壁式構造は耐久性が高く地震には強いですが、壁で建物を支えているため壁を壊すことができない構造になっています。よって壁を取り払って部屋をつなげるなどの間取りのリフォームは難しいでしょう。
マンションの部屋を増やすリフォーム
部屋を増やすリフォームの内容
部屋を増やす場合、壁とドアを新たに作って部屋を間仕切る工事が一般的です。また、間取りを変えたことで新しくコンセントや照明がほしい場合は、必要に応じて追加工事をすることになります。
部屋を増やすリフォームに必要な費用と工期は?
壁やドアの設置に必要な費用 | 12万~24万円 |
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工期 | 1~3日 |
部屋を増やすリフォームの注意点
個室の数が増えても住まい全体の面積は変わりませんので、必然的にひと部屋の面積は狭くなります。家具やドアの開閉のためのスペース除くと、思ったより部屋を狭く感じることになるかもしれないので注意しましょう。
個室であることを重視するか、自由にできるスペースの広さを重視するかで本当にリフォームが有効かが変わってきます。よく考えて検討しましょう。
マンションの部屋をつなげるリフォーム
部屋をつなげるリフォームの内容
部屋の間仕切りになっている壁を撤去することで、部屋をつなげてひとつの広い空間にするリフォームが主になります。つなげた空間に部屋としての統一感を持たせるため、同時に壁紙や床のリフォームを行うケースも多いです。
部屋をつなげるリフォームに必要な費用と工期は?
壁の撤去に必要な費用 | 18万~30万円 |
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工期 | 4~6日 |
部屋をつなげるリフォームの注意点
撤去できる壁はマンションの専有部分にあたる壁だけです。例えば「2戸隣り合わせで購入したマンションの間にある壁を取り払って1戸にする」といった工事になると共有部分にあたる壁に手を加えなければならず、管理規約違反になりますので注意しましょう。
間取りの変更は計画的に!
使い勝手の良い間取りはライフスタイルによって変化します。子どもが産まれたら?成長したら?ひとり立ちしたら?両親と一緒に住むことになったら?など、これからどんな生活が予想されてどんな間取りにしたら良いかをしっかり考えてから行いましょう。