毎日使う場所は汚れもたまりやすく、お手入れが大変ですよね。特にキッチンや洗面所などの水回りは、毎日水を使用するので特に汚れやすい場所です。
そんな水回りのお手入れを楽にする方法に水回りのコーティングがあります。
水回りのコーティングとは?
水回りの設備が汚れるのは、素材の表面に細かなデコボコにホコリや汚れが引っかかるからです。このデコボコを被膜で覆い滑らかにすることでホコリや汚れが引っかかりにくくすることができます。この被膜で覆う作業がコーティングです。
コーティングには大きく2つの種類があります。
フッ素コーティング | フッ素樹脂で素材を覆うコーティング。防汚効果や撥水効果がある。素材を選ばずに使用できるため初心者のDIYにもおすすめ。持続効果は3か月ほどなのでこまめに塗りなおす必要がある。 |
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シリコンコーティング | シリコンによるコーティング。汚れだけでなく傷にも強く、防カビ効果もある。効果は非常に高いが塗布には技術が必要なため、DIYでは難しく業者へ依頼するのがおすすめ。持続効果は3年ほど続く。 |
コーティング剤には素人が購入できるものからプロが使うものまでありますが、基本的に乾いてしまえば上に食べ物を置いても大丈夫なくらい安全です。シックハウス症候群の原因になる化学物質もほとんど使用されていないので、安心して利用できます。
水回りをコーティングするメリット
水回りをコーティングすることによって以下のようなメリットがあります。
- 水回りを綺麗に保てる
- 普段のお手入れが楽になる
- 掃除に強力な洗剤を使う必要がなくなる
- 事前清掃も兼ねる
水回りをコーティングする大きなメリットは掃除が楽になることです。コーティングにより防汚効果や抗菌効果、撥水効果、セルフ洗浄の機能が高まり、水垢や汚れが付きにくくなるので綺麗な状態を保ちやすくなります。もし汚れても簡単に落ちるので、強力な洗剤や手間のかかる作業をする必要はありません。
また、アパートなどの賃貸物件には入居前の事前清掃としても使えます。水回りを単純にきれいにできるだけではなく、サビや変色も防げて入居者がこれから掃除するのも楽になります。
水回りのコーティングに関する注意点
水回りをコーティングすることによって全く汚れなくなったりカビが生えなくなるわけではありません。コーティングをしても汚れや湿度の条件がそろってしまうとカビは生えますし、手入れを怠ると不衛生になります。とはいってもコーティングしていることによって汚れはかなり落ちやすくなっていますので、サッとお手入れしてしまいましょう。
コーティングをすると被膜が素材を覆うので水はけも良くなりますが、汚れが上から付着すると水を弾かなくなります。このような水はけをお手入れのタイミングの目安にするといいでしょう。
水回りのコーティングはDIYできる?
水回りのコーティングはセルフでも行うことができます!DIYが好きな方は自分で挑戦してみるのもいいでしょう。DIYで行う場合は使うコーティング剤にもよりますが、以下のポイントはしっかり抑えましょう。
- コーティング前の掃除を念入りに行う
- コーティング剤は丁寧に塗る
自分でコーティングする場合、ネット通販やホームセンターからコーティング剤を購入して掃除した水回りの設備に塗ります。しかしそれほど難しい工程はありませんので比較的簡単な作業になります。
おすすめの水回りコーティング剤
和気産業の水回りコーティング剤は小分けのクリーナーとコーティング剤、専用スポンジや手袋もついているセットです。これひとつ届いたらすぐにコーティングを行うことが出来ます。洗面用、シンク用、トイレ用、お風呂用など、場所ごとにセットの種類があります。
スプレータイプのコーティング剤です。使い方はシュッとひと吹きするだけなのでとても簡単で、さまざまな場所をコーティングすることが出来ます。値段も手ごろですが、その分持続力は数日~数週間と短いようです。こまめに吹きなおす必要が出てくるでしょう。
水回りのコーティングの値段
コーティングに限らず、リフォームはおおよそプロに任せると高価でDIYすると安価になります。よって本当に高いのか安いのかは費用対効果を見て決める必要があります。
例えばキッチンのシンクのコーティングを業者に依頼した場合と自分で行った場合の費用、持続年数などを比較すると下記のようになります。
コーティングを業者に依頼 | DIYでコーティング |
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1万3千〜2万円 | 1500~3000円 |
3年~5年持続 | 数日~3か月持続 |
水回りのコーティングで生活を快適に!
水回りのコーティングは一度行うと3年掃除が楽になるおすすめのリフォームです。掃除に手間を感じている方はぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか?