新しく家を建てる際には地鎮祭(じちんさい)を行います。これは家を建てる土地の氏神様(その土地を守っている神様)を鎮め、工事の安全や家庭の繁栄を祈る儀式です。
新築のときはこのような儀式をしたという方も多いかと思いますが、リフォームをするときは皆さまどうしていますでしょうか?特に水回りをリフォームするという際に「お祓いが必要なの?」と気になる方は多いようです。
水回りのリフォーム時にお祓いが必要と言われるのはなぜなのでしょうか?また、お祓いは必要なのでしょうか?
水回りのリフォームにお祓いが必要と言われるのはなぜ?
「リフォームにはお祓いが必要」というお話はちらほら聞きますが、特に水回りのリフォームの際に気にされている方が多いように感じます。お祓いで水回りのお話がたくさん出てくるのはなぜなのでしょうか?
水回りというのはその名の通り水を使う場所です。一般的に汚い水が流れていたり溜まっていたりする場所は霊が集まってきやすく、さらに臭いがする場所は要注意とされています。よって食器洗いを怠って何日もキッチンに水を溜めていたり、トイレが不潔だったりすると良くありません。
リフォーム前のお祓いやお清めは本当に必要?
リフォームにお祓いが必要かどうかですが、これは基本的に施工主の考え次第になります。前に書いたように、トイレなど特に不浄とされる場所や、鬼門・裏鬼門などの方角に手を付ける場合は行われることもありますが、必ずしも行わなくてはいけないということはありません。
しかし、リフォームと言っても規模の大きな間取りの変更や耐震補強工事などの場合は、新築のときと同じように地鎮祭を行う場合もあるようです。
お祓いしたい場合はどうする?
リフォームのお祓いは近くの神社へ
神社によっては、引越しやリフォームの際のお祓いを受け付けているところもあります。どの段階でお祓いを行うか、いくら納めればよいかなどの詳しい部分は各神社によって変わってきますので、よく確認するようにしましょう。
基本的にお祓いは家の近くの神社にお願いすることになります。新築を建てる際に地鎮祭を行ったという方であれば、そのときの神社や宮司さんにお願いするケースが多いようです。
【地鎮祭のやり方】初穂料の相場は?内容や日取りの決め方も解説 | リフォーム見積りネット
日本では家を建てる際や工事を行うときに、神様への挨拶として「地鎮祭」を行います。ほとんどの方にとって地鎮祭は一生に一度やるかやらないかの儀式になると思います。今回はそんな地鎮祭について、内容や日取りの決め方などを解説していきます!
リフォームのお祓いを受け付けている神社
交通安全や商売繁盛に比べると、リフォーム時のお祓いを受け付けている神社というのは少ないイメージがあるかもしれませんが、現代ではネットにお祓いの情報を出してくれているところもあります。
リフォームのお祓いに必要な費用は?
お祓いには家に来ていただいて行う場合と神社で行う場合があります。
自宅でのお祓い | 約2万円 |
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神社でのお祓い | 約5000円 |
お金はのし袋に入れて渡すのが一般的です。表書きは神社によって変わりますが、よく使用されているのは下記のようなものになります。
- 御初穂料
- 御玉串料
- 御礼
お祓いは気持ちが大事
リフォームでのお祓いは霊を鎮めたり払ったりというより、自分の気持ちを落ち着けてスッキリした状態でリフォームを進めていくのに効果的なようです。
もし気になることがある場合は、リフォーム前に一度検討してみてはいかがでしょうか。