リフォームの資金をまかうのにリフォームローンを利用するという選択肢があります。リフォームローンはさまざまな金融機関がだしており、金利をよく見て比較することによってより自分に合ったローンを見つけることができます。
リフォームローンとは
リフォームローンと住宅ローンの違いは?
住宅ローンとリフォームローンはどちらもリフォームに利用できることに変わりはありませんが、大きな違いは担保の有無になります。
リフォームローンは担保なしで借りられる分、住宅ローンに比べると借入限度額か低かったり借入期限が短かったりするものが多いです。多くのリフォームローンは数百万円を~10年の期間借りるというものになります。
リフォームローン | 住宅ローン | |
借入限度額 | おおよそ1000万円 | おおよそ1億円 |
借入期限 | おおよそ最長10年 | おおよそ最長35年 |
団体信用保険 | なしの場合が多い | 必須の場合が多い |
リフォームローンの金利が高いのはなぜ?
リフォームローンの金利が住宅ローンに比べて高いのも、担保が関わっています。リフォームローンでは自宅を担保に入れることなく借り入れが可能なので、その分高い金利が設定されています。
そのため、リフォームローン選びにおいて金利が低いところを探すというのは重要な要素のひとつです。
リフォームローンの金利の相場は?
金利のタイプは固定金利と変動金利の2種類
金利の設定はタイプによっても若干の違いがあります。金利のタイプは固定金利と変動金利の2種類です。
一方固定金利とは、あらかじめ決められた期間中の金利を固定できるタイプです。決めた期間中は金利が固定されるため、金利が見直されたり返済額が変わることはありません。固定金利の特徴は以下のようになります。
- 返済額が増えない安心感がある
- 今後の収支計画が立てやすい
- 変動金利に比べて金利設定が高め
変動金利とは、返済中に定期的に金利が見直されるタイプです。変動金利の主な特徴は以下のようになります。
- 固定金利に比べて金利設定が低め
- 金利の変化に合わせて返済額の変更が行われる
- 金利が上昇すれば返済額が上がる可能性がある
リフォームローンの金利相場は2.50%~4.00%
金利が低いローンを探すのであれば、まずは金利の相場を知ることが大切です。2019年5月現在、各会社が公開しているリフォームローンの情報と金利は下記の通りです。
【イオン銀行】 リフォームローン |
固定金利 | 2.50% |
---|---|---|
【住信SBIネット銀行】 Mr.リフォームローン |
変動金利 | 2.475%~4.475% |
【三井住友銀行】 三井住友銀行のリフォームローン |
変動金利 | 4.975% |
【三菱UFJ銀行】 ネットDEリフォームローン |
変動金利 | 1.99%~2.875% |
【りそな銀行】 りそなリフォームローン (WEB申込型) |
変動金利 | 2.975%~4.475% |
【りそな銀行】 りそなあんしんリフォームローン |
変動金利 | 2.975%~3.975% |
【りそな銀行】 大型リフォームローン (大型無担保タイプ) |
変動金利または 固定金利選択型の いづれかを選択 |
2.975%~4.25% |
【りそな銀行】 大型リフォームローン (大型有担保タイプ) |
変動金利または 固定金利選択型の いづれかを選択 |
2.475%~4.3% |
【みずほ銀行】 みずほ銀行リフォームローン |
変動金利または 固定金利選択型の いづれかを選択 |
3.975%~4.80% |
【セディナ】 リフォームローン |
変動金利 | 2.50%~3.50% |
【池田泉州銀行】 リフォームローン |
変動金利 | 2.0%~2.875% |
【南都銀行】 リフォームローン (無担保タイプ) |
変動金利 | 1.975%~3.875% |
【京都銀行】 住宅リフォームローン |
変動金利または 固定金利選択型の いづれかを選択 |
2.550%~3.200% |
【湘南しんきん】 リフォームローン (インターネット専用) |
変動金利 | 2.925%~3.775% |
【みちのく銀行】 わが家改善計画 |
変動金利または 固定金利選択型の いづれかを選択 |
3.30%~5.60% |
リフォームローンによっては、ある一定の条件を満たすと金利が優遇されるものもあります。普段利用している金融機関だったり、リフォームの内容がバリアフリーリフォームや耐震リフォームだった場合は優遇を受けやすくなります
気になる方は一度金融機関に問い合わせてみましょう。
金利からリフォームローンを選ぶポイントは?
金利の相場を知ったなら、いよいよリフォームローン選びです。リフォームローンの良し悪しを見分けるには、下記の点に注目してみましょう。
- 低金利ローンに即座に飛びつかない
- 公的融資か民間融資か
- 団体信用生命保険の有無をチェック
金利はたった1%変わるだけで総額に大きな差が出ます。低ければ低いほど嬉しいものですが、低金利のローンを見つけてもすぐには飛びつかないでおきましょう。
というのも、低金利ローンの多くは返済中に金利が次第に上昇するリスクを持っている「変動金利型」や金利を一定期間固定する「固定期間選択型」を採用しています。最後まで低金利がつづくとは限らないというリスクがあることを覚えておきましょう。
金利を知ってよりお得にリフォームを
リフォームにはリフォームローンを利用するという選択肢があり、これによりリフォームの自由度はより広がります。金利について知っておくことにより自分に合ったお得なリフォームローンを見つけやすくなりますので、これを機に知識を身につけてみてはいかがでしょうか。