トイレはお家の中でも頻繁に使う部分です。長年使っていると不具合が出てきたり、デザインや機能を新しくしたいと感じるタイミングが来るでしょう。
トイレのリフォームを考えたとき、どのように業者を選べばよいのでしょうか?
トイレリフォームを依頼できる業者
トイレのリフォームを依頼できる業者はリフォーム業者だけではありません。現在はさまざまなお店がトイレのリフォームを扱っており、選択肢は増えています。
トイレリフォームを依頼できる業者と大まかな特徴は下記の通りです。
リフォーム業者 | リフォームを専門に行う会社。会社によって得意な施工やデザインが違う。 |
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工務店 | 地域密着で経営していた工務店は長年の実績から地元の信頼を得ている場合も多い。その地域ならではの特色を理解していたり、近所の口コミから実績を判断できたりしやすい。 |
家電量販店 | トイレ本体を購入したお店がそのままリフォームまで受け付けている。家電量販店のスタッフが直接施工するのではなく、提携するリフォーム会社や工務店に作業を依頼する場合が多い。限定された範囲のみのリフォームにおすすめ。 |
ホームセンター | トイレ本体や壁紙などを購入したホームセンターがそのままリフォームまで受け付けている。施工はやや割高になることが多い。 |
トイレリフォームの業者選びで注目すべきポイント
業者選びの際は複数から相見積もりをとって比較しましょう。業者同士を合わせて比較することでリフォームの価格の相場や対応の違いが良く分かります。
では業者はどのように絞ればよいのでしょうか。注目したいポイントは下記の通りです。
- 建設業許可を取得しているか
- 施工は自社で行っているか
- アフターサービスや保証があるか
- 見積もりの内容は詳しく分かりやすいか
建設業許可は取得しているか
建設工事を請け負う業者は建設業許可を受けていることが求められますが、500万円以下の軽微な工事であれば許可は必要ないとされています。リフォームの場合は500万円以下の工事が8割とされていますので、ほとんどの工事は許可なしで出来てしまいます。
しかし、これは極端に言い換えるとズブの素人でもリフォーム業者を名乗れるということになります。しっかりとした業者にリフォームを依頼したい方は、その業者が建設業許可を受けているかを見てみましょう。
【建築業許可は必要?】リフォームと建築業許可の関係性 | リフォーム見積りネット
建物に関わる仕事をしている方以外で、建築業許可について知っているという方は少ないと思います。建築業と聞くと家を建てるイメージがあるかもしれませんが、この許可はリフォームにも関わってきます。今回は知っていて損はない「建築業許可」について詳しくご紹介します。
施工は自社で行っているか
リフォームを依頼するのなら自社施工を行っている業者を選びましょう。
自社施工とはその会社の中で職人を雇っており、リフォームを依頼した業者が直接施工まで行ってくれることを言います。リフォーム会社になら職人がいるのは当たり前ではないか?と思われる方もいるかもしれませんが、リフォームの営業だけを行って実際の施工は外注している会社もたくさんあります。よって自社施工ではない会社にリフォームを依頼すると、工事費の他に仲介料がプラスされて費用が高額になることがあります。
アフターサービスや保証があるか
アフターサービスや保証の有無はとても重要です。特にトイレなどの水周りは工事が終わった後からトラブルが起こることが多いです。その際にしっかりと対応してくれるのかは確認しておきましょう。
また、業者独自の保証がある場合は期間や範囲を見てみましょう。各業者の保証内容をよく比較して自分に合った業者を選ぶようにしましょう。
見積もりの内容は詳しく分かりやすいか
トイレのリフォーム価格についてネットで調べると「激安〇〇円!」など低価格大きくアピールしているのを見るかもしれません。一見安くていいように見えますが、その金額にどこまでの工事費が含まれているのかは注意しなくてはいけません。
こういった金額に関する曖昧な部分が見積もりを見ることではっきり分かればいいですが、業者によっては一式という金額表示で分かりにくい場合もあります。不安をなくすためにも細かい見積もりをもらうようにしましょう。
リフォームの相見積もりから業者を比較するポイント | リフォーム見積りネット
リフォームの成功は業者選びにかかっていると言っても過言ではありません。そのために自分でしっかり業者を探し、信頼できるところにお願いしたいという方もいるかと思います。業者探しの際によく使われるのが相見積もりですが、実はたくさんとって一番安いところに頼めばいいというわけではないのです!
業者選びは金額以外の部分にも注目
トイレのリフォームを依頼する際は費用だけでなく、対応や分かりやすさから業者を比較することも大切です。リフォームも結局は施主と担当や職人とのやりとり、つまり人と人とのコミュニケーションになります。円滑にストレスなくやり取りができるかはとても重要になりますので、業者の比較はしっかりと行いましょう。