ベランダリフォームの必要性は?種類と費用も解説!

ベランダは外観のイメージを決める場所のひとつでもあるので、家全体の印象を良くするためにもメンテナンスは怠りたくないですよね。

ベランダは家の外で雨や風に当たる場所です。長期間手入れをしなければ、ひび割れや塗装の剥がれなどが気になってくる部分になります。劣化を放っておくと雨漏りにつながってしまうため、汚れや傷みが目立ってきたらリフォームが必要になります。

では、ベランダのリフォームとはどのようなものなのでしょうか?そして、費用はいくらかかるのでしょうか?

 

ベランダリフォームの種類と費用

ベランダのリフォームにはさまざまな種類があります。

  • 防水加工
  • サビ防止などの塗装
  • ベランダの取り替え
  • サンルームの設置
  • 屋根の設置
  • 床部分の交換

経年劣化によってベランダが痛んでいたり、ベランダの機能性を挙げたいと考えるならこれらのリフォームが有効です。では、ひとつひとつ具体的に見ていきましょう!

 

ベランダの防水加工

ベランダは屋外で雨風に晒される部分になりますので、防水加工が必要になります。防水加工が劣化してくると雨水が侵入して腐食が起こり、家の寿命を縮めてしまうことになりかねません。

よってベランダには定期的な防水工事が必要になります。方法としては下記の4つの中から選ぶのが一般的です。

防水工事の種類 1平米あたりの費用
FRP防水 5,000~7,000円
ウレタン防水 4,000~7,000円
シート防水 3,500~4,500円
アスファルト防水 4,000〜6,000円

どの方法を使うかによって耐久性費用も変わってくるため、業者とよく相談して選ぶようにしましょう。

 

サビ防止などの塗装

ベランダの手すりなども経年劣化によって塗装が剥がれ、錆でボロボロになってしまうことがあります。手すりなどの鉄部にはサビ防止の塗装をすることで修繕することができます。

鉄部にサビ防止の塗装をする際の工事費の相場は下記の通りです。

サビ防止の塗装工事費の相場 約8万円

 

ベランダの鉄部の塗装をする際は主に、

  • 鉛系
  • エポキシ系
  • サビ固め塗料

 

の3種類の塗料の中から選んで行います。鉛系、エポキシ系は他にケレン作業(塗装する面のサビを落とす作業)が必要になったり、サビ固め塗料ケレン作業が不要で効果が強力な分費用が高額だったりと、それぞれの塗料に特徴があります。

 

ベランダの取り替え

劣化の状況によっては防水や塗装でメンテナンスするより、ベランダごと取り替えてしまった方が安くつく場合もあります。

ベランダの取り換えリフォームの費用相場 30万~50万円

取り替える際は今後メンテナンスが楽な素材を選ぶと良いでしょう。

 

サンルームの設置

サンルームは部屋として使えるスペースになるので、趣味の空間やペットの遊び場、天候を全く気にしなくて済む洗濯物を干す場所としても重宝します。もともとあるベランダを利用することで比較的簡単にサンルームを設置することができるのでおすすめです。

サンルームの設置に必要な工事費の相場は下記のようになります。

サンルームの設置工事に必要な費用 20万~30万円

 

サンルームの設置に必要な全体の費用は、この工事費サンルーム本体の価格を足した合計になります。サンルーム本体の価格はグレードによっても幅がありますので、予算も見て合うものを選ぶようにしましょう。

サンルームにはオプションを付けられることも多く、それによってまた費用は変化します。

 

屋根の設置

ベランダに屋根を設置することで利便性は格段にあがります。天候に関係なく使えるスペースが増えると洗濯物や物置としても便利になります。また、日差しや視線を遮ってくれるメリットもあります。

ベランダに屋根を付けるための工事費は次のような相場になっています。

ベランダの屋根取り付け工事の費用相場 約5万円

屋根を付けるだけでもベランダの利便性は格段に上がります!

 

床部分の交換

単純にベランダの床材を交換して水漏れを防ぐ処理を施すだけなら、相場はこのようになります。

ベランダ床交換の費用相場 約4万円

 

しかし、ベランダの床リフォームの費用は、ベランダの材質や劣化具合によって変わってきます。床だけでなくベランダそのものがひどく劣化していたりコンクリート内の鉄筋にまでサビが発生している場合は、床だけでなくベランダ全てを交換しなくてはいけなくなります。

 

ベランダに使える床材の種類

ベランダに適した床材にはいくつか種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。

天然木 木材なので見た目と質感に優れており雰囲気が出る。耐久性の良い種類を選ぶことで長持ちさせることも可能。シロアリ対策が必須。
人工木 粉砕した木材を樹脂で固めたもの。低コストで防水性・耐久性に優れたベランダを実現できる。
樹脂製 塩化ビニルなどの樹脂で作られている。気温による温度の変化が少なく、熱くなったり冷たくなったりしにくいのが特徴。デメリットは特性上紫外線に弱いところで、さらされると劣化が進んでしまうため耐久性は他の材質に少し劣る。
金属製 アルミで作られていることがほとんどで、軽くて耐久性があるのが特徴。デメリットは熱が伝わりやすいので、熱くなったり冷たくなったりしやすい。
タイル系 タイル系の床材は劣化しにくく頑丈で、デザインも豊富。雨に強いのも特徴。デメリットは他の床材と比べると重量があるため、施工できる場所は限られる。

ベランダの雰囲気や用途、手入れのしやすさ、予算などを見て、一番合ったものを選びましょう。自分だけで決められない場合、業者に相談してみるのもよいでしょう。

 

ベランダのリフォームで家をもっと快適に!

ベランダは家の景観に関わったり、有効活用することで生活をもっと便利にすることができます。必要があるならぜひ検討してみましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です