ベランダのスペースをもっと有効活用したいと考えたことはないですか?
せっかく自宅にベランダがあっても、あまり使えていないということであればもったいないですよね。ベランダをより快適なスペースにするリフォームの中に、ベランダをサンルームに変えるというものがあります。
ベランダをサンルームに変える
サンルームとは?
サンルームとは、日光をたくさん取り入れるためにガラス張りにした部屋のことです。家からせり出している形で作られます。
ベランダをサンルームにすることによって部屋として利用できるスペースを増やすことができます。太陽の光が差し込むので、特に雨天時でも洗濯物が干せるスペースとして使ったり、ペットの遊び場を作りたいときにおすすめです。
サンルームへのリフォームはこんなときにおすすめ!
ベランダを有効活用したいのであればサンルームの他にも、例えば屋根をつけるなどリフォームの方法はいくつかあります。ご家庭のライフスタイルに合わせて一番使いやすい空間を作るのが一番です。
しかし、例えば下記のようなお考えがあるならサンルームを検討してみてもいいでしょう。
- 室内干しするスペースを増やしたい
- 子どもやペットの遊び場が欲しい
- あまり使っていないベランダがある
サンルームのメリット・デメリット
サンルームのメリット
サンルームのメリットは、天候に左右されないスペースが増えるという点です。ベランダは屋根がついていても、悪天候だったり暑さや寒さが厳しいと使いづらい点がありますが、サンルームは雨風が侵入してくることはなく気候の影響もそれほど受けません。
天候に関わらず洗濯物が干せたり、濡らしたくないものを置いておくのに重宝します。また、ペットや子供の遊び場としてもぴったりです。
サンルームのデメリット
サンルームは太陽を浴びることが目的の部屋なので仕方のないことですが、夏場は暑くなりすぎることがあります。また、ガラスの面積が多いので掃除が必須ですが、普通の窓よりもお手入れが大変になります。
日当たりや風当たりが悪いと思ったように活用できなくなってしまうこともあります。
ベランダをサンルームにする注意点
増築により固定資産税が上がる
ベランダは設備として扱われますが、リフォームしてサンルームを作った場合は増築して部屋を作ったこととして扱われることがあります。床面積にして10平方メートル以上増えるリフォームは増築とみなされますので、家屋の資産価値が上がり固定資産税が増額になります。
ベランダをサンルームにしたら建ぺい率が違法に?
建物の敷地面積に対する建築面積の割合のことを建ぺい率といいます。建築基準法では建物に建ぺい率の上限(指定建ぺい率)が定められており、建築面積がこれを上回ると違法になってしまいます。
サンルームはガラスで覆われた部屋なので、部屋の面積は建築面積に含まれることになります。よって建ぺい率が違法にならないよう、事前に確認する必要があります。
劣化が激しいと補強工事が必要に
古いベランダや劣化が激しいベランダだと下地が傷んでおり、リフォームによって追加される部材の重さに耐えられないと判断される場合があります。その場合は補強工事が必要になりますので、リフォームの際はベランダが重さに耐えられるかを確認してもらいましょう。
工期が長くなる可能性も
サンルームの設置は大掛かりな工事になることもあり、その分工期が長くなることを覚えておきましょう。例えば、ベランダを撤去してからサンルームを設置する場合、工期は約1週間になります。
リフォームにかかる費用は?
ベランダをそのまま使ってサンルームを設置 | 40万~70万円 |
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ベランダを解体してサンルームを設置 | 90万~110万円 |
ベランダをサンルームにする費用は、もともとのベランダを解体する必要があるかないかによって変わってきます。
また、先ほどもお話したようにベランダの下地が痛んでいる場合は補強工事の費用も別で必要になります。ベランダのみの補強であれば10万~20万円ほどの費用になります。
サンルームのメーカー
国内でサンルームを取り扱っているメーカーは何社かあります。
- LIXIL
- YKKap
- 三協アルミ
- 四国化成
- タカショー
サンルームでベランダの有効活用を!
ベランダをサンルームにすることによって、出来ることは格段に違ってきます。ベランダのリフォームをお考えの方は、ぜひサンルームを候補のひとつに考えてみてはいかがでしょうか。