ついに着工!という前に、最後に交わす請負契約書があります。ちょっとしたリフォームであったとしても、契約を交わすことに変わりはありません。
工事請負契約書とは
基本的にはリフォームにかかる総費用、そして着工から完成する時期、支払い方法などが明記された書類です。
どれに関しても間違いがあってはならない重要な書類といえるので、契約を交わす際のチェックはもちろん、大切に管理することが必要です。
請負契約書の3つのチェックポイント
工事期間をしっかりとチェック
請負契約書には工事期間に関する記述もあります。工事がいつ始まり、いつ終わるのかというものです。こちらは目安であり、状況次第では契約内容に記述された期間ぴったりとはいかないこともあります。
しかし、仮住まいを必要とするような大規模なリフォームの場合、ここの記述がなければ余計な家賃など出費が増えてしまうことにもなりかねません。自身の都合と業者の都合をすり合わせたものになっているのか、しっかりと確認しましょう。
見積書との比較確認を
まずは、最初にもらった見積書との金額の確認をしておきましょう。リフォームで起こりがちなこととして、最初に考えていたリフォームよりも変更点が増える、減るなどして見積書との金額が変わっていることが多々あります。
金額が異なっていた場合、なぜその金額になったのか、経過を追いながら金額の確認をする必要があります。納得できない点が見つかった場合は、遠慮せずに業者に聞きましょう。
請負契約書だけではなく約款の保証も確認を
リフォームの際には請負契約書以外にも多くの書類が必要となります。その中でも契約に対する保証が記された「工事請負契約約款」と呼ばれる書類は、必ずしっかりと目を通しておきましょう。
工事が遅延した際の保証内容、支払いが滞った際のペナルティなど、保証に関する大切なことが書かれています。もしも詐欺的な行為があった場合、ここをしっかりと把握しておかないと、大きな損をする可能性も否めません。
ハンコを押す前の最終確認は慎重に
快適な住まいを手に入れることができるリフォームは、完成までの時間が待ち遠しく感じるもの。しかし、慎重さを欠いては失敗する可能性もあります。