外壁塗装リフォームの色選びは、その後10年のお家の印象を決めると言っても過言でもありません。後悔しないためにも打ち合わせを重ねて納得できるものを選びたいですよね。
外壁の色選びは奥が深く、例えば同じ色でも濃淡によって仕上がりの印象が違います。色見本やサンプルだけではなかなかイメージしづらい部分もあるでしょう。
外壁の色選び6つのポイント
外壁塗装の色選びで失敗しないようにするには、全体的に調和のとれる色を選ぶのが大切です。ポイントは下記の5つになります。
- サッシや屋根に会う色を選ぶ
- 汚れが目立つ色は避ける
- 原色は経年劣化が目立つ
- 人を寄せ付けない重さを与える色は避ける
- 周囲の家でサンプルと実際の違いを確かめる
- 色が人の心に及ぼす効果も取り入れる
サッシや屋根に合う色を選ぶ
サッシや屋根は見える面積が小さいので忘れがちですが、お家の見た目を決める大事な要素になります。人は面積の広い部分がイメージに残りやすいため、外壁にサッシや窓と正反対の色を組み合わせてしまうと外壁だけ浮いて見えかねません。
外壁はサッシや屋根と折り合いのつく色を選びましょう。
汚れが目立つ色は避ける
色によっては年数が経過するごとに汚れや劣化が目立ってしまうことがあります。
例えばピュアホワイトは明るくてきれいな色ですが、年数の経過にともなって汚れが目立ちやすい色になります。年数を経ても綺麗なままにしたいのであればベージュ系やブラウン系などがおすすめです。
原色は経年劣化が目立つ
例えば原色に近い赤や青はデザイン性が高く鮮やかですが、他の色よりも経年劣化によって薄くなっていくのがよく目立ってしまいます。
放っておくと古びていく様子が顕著に見えてしまうので、原色に近い色をどうしても選びたい際は定期的なメンテナンスが欠かせなくなることを覚えておきましょう。
人を寄せつけない重さを与える色は避ける
モダンな雰囲気を求めたい場合は外壁に黒を選ぶことがありますが、原色は年数が経つと色あせて見えるので決定には注意が必要です。また、黒はスタイリッシュに感じられたとしても、色自体に人を寄せつけない重さや敷居の高さを与えてしまうという心理的効果があります。
周囲の家でサンプルと実際の違いを確かめる
色には小さいと濃く見えて大きいと薄く見えるという面積効果があります。これにより色見本のカードや小さな外壁サンプルだけで色を決めてしまうと、実際に塗装したときイメージと違って見えてしまうことがあります。
また、PCのカラーシミュレーションだけで選んでしまった場合、実際に塗装すると太陽の当たり具合で色のイメージが変わってしまうことがあります。PCから候補を見つけた場合も実際に外の光に当ててから決めましょう。
- 大きめの外壁サンプルを見せてもらう
- 試し塗りをしてもらう
- サンプルを外の光にあてる
色が人の心に及ぼす効果も取り入れる
カラーセラピーと呼ばれる技術があるように、色が人の心に及ぼす効果も考えて取り入れてみたら良いかもしれません。一般的に言われている色の効果は下記のようになります。
赤 | 情熱的でエネルギーがある・活発で勢いがある |
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黄 | 楽しさや面白さが伝わってくる・喜びや明るさを感じられる |
青 | 冷静で人の心を落ち着かせる・聡明さがある |
緑 | 穏やかで人の心をなごませる・リラックスできる |
茶 | 安定的でしっかりしている・現実的で信頼できる |
業者に相談して理想の外壁塗装リフォームを
外壁リフォームの際は自分のイメージを業者に相談し、よく打ち合わせをして決めましょう。業者にイメージを正確に伝えるためには、気に入った色の写真や家の資料なども一緒に提示するのがポイントです。
丁寧なやりとりをすることで、より理想に近い外壁塗装リフォームを完成させましょう。