最近は新築マンションの価格が高騰していることもあり、中古マンションの需要が増えています。中古マンションをリフォーム前提に購入し、安価に手に入れた物件を自分たち好みにしてから住むという方が多いようです。
では、中古マンションのリフォームにはどれくらいの費用が必要なのでしょうか?
中古マンションをリフォームするメリットは?
どうせリフォームするなら新築を最初から買った方がいいのでは?と疑問を持つ方もいるかと思いますが、中古マンションをリフォームして住むことにもメリットはあります。
まず中古マンションはすでに存在する建物から選ぶことができるので、あらかじめ周囲の様子や生活環境を確かめてから検討することができます。また、築年数が経っているマンションは言い換えれば早いうちに建てられていることになるので、比較的安価で立地の良い物件に巡り合うことも珍しくありません。
築年数から見る中古マンションのリフォーム費用の平均
リフォームに必要な費用はご家庭の好みや予算もありますが、一般的には中古マンション自体のもともとの状態、つまり築年数が大きく関わってきます。ここからは築年数別に中古マンションのリフォーム費用の平均をご紹介します。
築20年未満のマンションリフォーム相場
築20年未満 | 50万~150万円 |
---|
築20年未満のマンションでは、以下のようなリフォームが多めになっています。
- 壁紙やクロスの張り替え
- 畳の入れ替え
築20年~30年のマンションリフォーム相場
築20年~30年 | 150万~300万円 |
---|
築20年~30年のマンションでは、以下のようなリフォームが多めになっています。
- ユニットバスの交換
- キッチンの交換
- トイレの便器交換
- 洗面台の交換
- フローリングの張り替え
築30年以上のマンションリフォーム相場
築30年以上 | 300万円~ |
---|
築30年以上でまだ一度もリフォームを行っていないマンションでは上記でもお話したように設備の寿命が来ているだけではなく、間取りも昔の生活を反映しているので今の暮らしには不便な点がでてくるかもしれません。
よって全体の設備交換や部屋の間取り変更など大規模なフルリフォームが行われることが多いです。それにともなって費用も高額になります。
中古マンションはリフォームで理想に近づく!
中古マンションはリフォームによってまるで新築のようにすることもできます。上手に行えば新築を購入するよりも安価に理想の住まいを手に入れることができます。後からリフォームをすること前提に中古マンションを探す際は築年数をひとつの参考にするとよいでしょう。
また、建築されてから長い年月が経っている建物は大規模修繕工事を控えている場合もあります。大規模修繕工事はマンション全体のメンテナンスを行う規模の大きな工事なので、工期も半年以上になるケースが多いです。大規模修繕工事中の個人的なリフォームは控えたほうがいいので、気になる際は修繕計画を見てみましょう。