お家は長く住み続けていると劣化したり不具合が目立ってきてしまうものです。より快適な生活のために「我が家もそろそろリフォームを……」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
リフォームによって家が生まれ変わるのを想像するとわくわくしますが、一方で実は失敗やトラブルが起こるケースも少なくないことをご存知でしょうか?
実際にあったリフォーム失敗例
暮らしを快適にするために有効なリフォームですが、気を付けなければ後悔が残る結果になってしまうことも珍しくありません。リフォームにはさまざまな失敗例があり、よく聞くものだけでもこのようなものがあります。
- デザインの確認し忘れによりイメージと違うものが完成した
- 施工のし忘れがあった
- 間取りをあまり考えておらず狭い部屋になった
- 窓を大きくしたら朝日がまぶしくなりすぎた
- 水回りのリフォームに不向きな部材を使ってしまった
- 想定していなかった追加工事が発生して予算オーバーした
- コンセントの配置が使いづらかった
- 収納が使いづらかった
失敗事例1:仕様変更時のデザイン確認を忘れてしまった
キッチンの引き戸を素敵な仕様の引き戸に変更しようと考え、担当者にカタログをお願いしましたが、話し合いの際にお互い引き戸のデザイン確認を忘れてしまいました。
施工が始まった後に、棟梁には仕様変更だけが伝えられており、デザインは私が口頭で報告。すると仕上がってきた引き戸は考えていたものとは全く別物に。結局作り直してもらいましたが、施工前のデザイン確認は必須だと感じました。
失敗事例2:快適な環境になったのに1か所だけ施工を忘れてしまった
私は身長が高めなので、リフォームの際に私の身長に合わせてシンクの高さなども変えてもらいました。必要以上にかがまなくてよくなり、とても快適になったのですが、ひとつだけ。ドアノブの高さをそのままにしてしまいました。
ほかの部分がぴったり快適だからこそ、とても気になります。いまさらどうにもできないのでそのままですが……。
リフォームを成功させるためのポイント4つ
「リフォームしてよかった!」「暮らしが快適になった!」と思えたら、そのリフォームはおおむね成功したと言えるでしょう。
逆に言うとリフォーム後に気になる点や不満があった場合そのリフォームは失敗になってしまいます。失敗したと感じやすいケースには下記のようなものがあります。
- リフォームの内容に不満や後悔があった
- リフォームの出来栄えに不満や後悔があった
- リフォームの費用に不満や後悔があった
ポイント1:動線を考えたリフォームプランを考える
リフォームの内容を考えていくと、本来の目的から逸れて「もっとお洒落にリフォームしたい!」と考えてしまいがちです。デザイン性の良さは満足度にもつながりますが、過度にデザインばかりを優先してしまうと本末転倒です。
デザインにこだわりすぎてしまうと、実生活における家の動線が後回しになってしまうことがあります。特に生活している中でよく使う部分のリフォームは、動線や使い勝手ありきのデザイン性だということを頭に入れておきましょう。
ポイント2:1年を通して生活することを忘れない
リフォームをする季節が寒い冬だった、または暑い夏だったという際にありがちなのが、今の季節だけをベースにリフォームを考えてしまうことです。
日本は四季がある国です。例えば窓を必要以上に大きく変えてしまうと、冬場はよくても夏場は窓が大きすぎるせいで暑くなりすぎる、エアコンが利きにくいといった問題が起きてしまいます。
ポイント3:先取りしすぎたバリアフリーはNG!
昨今では先々のことまで考えて、バリアフリーのリフォームを行うケースも多くなっています。しかし、まだまだ元気な方が考えるバリアフリーと、実際に助けが必要になった際に必要となるバリアフリーは違うことがあります。
例えば手すりの設置はただ取り付けるだけではなく、必要にしている方の身長や体の不具合に配慮して位置を考える必要があります。先のことを考えてあらかじめ行っておいたバリアフリーは、いざ必要なときになったら高さが合わなくなることがあります。
ポイント4:予算を無理に抑えようとしない
リフォームにおいてお金関連のトラブルや失敗は非常に多いです。費用を抑える工夫も大切ですが、必要以上に予算を削ろうとするのには注意が必要です。
予算を重要視しすぎてしまうと削ることに必死になり、肝心な部分の施工をケチってしまい思い通りにならないことがあります。その後工事をやり直すことになると結局余計に費用がかかってしまいます
リフォームの成功には「業者との連携」も大切
リフォームを考えると、どうしても叶えたい理想がでてくるものです。しかし、その理想が間取りや予算の条件から見て実現可能なものかというのは、素人ではなかなか分からない部分もあります。
リフォームでの失敗を防ぐには自分だけではなく、担当してくれる業者によく相談して連携をとることも大切です。そのためにはリフォームの内容が適正かどうかを判断してくれる、信頼できる業者を探さなくてはいけません。
業者を探す際は必ず複数の業者を比較するようにしましょう。最近ではネットからも簡単に相見積もりがとれ、業者を比較することができるようになっています。見積もりの内容や問い合わせの対応などから、リフォームを任せられる業者をしっかり見つけていきましょう。
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