【箇所別】リフォームの時期に最適なのは?タイミングの考え方

同じ家に長く住んでいると「もっとこうだったら便利なのに!」「ここを直したい!」と感じる部分もあるかと思います。より快適な生活を目指すのに家のリフォームというのはとても有効な手段です。実際に家のリフォームを考えているという方は多くいらっしゃいます。

では、リフォームに踏み切るきっかけは何なのでしょうか?そしてリフォームするのによいタイミングというのはいつなのでしょうか?

今回はリフォーム時期の考え方にはどのようなものがあるのかについて解説していきます!

リフォームしたいと思うきっかけは?

リフォームを行うきっかけというのは人によってさまざまあります。どちらかと言うとデザインや間取りへの不満より、破損や劣化で必要になったから行ったという方のほうが多いようです。

リフォームに踏み切った理由として、具体的には下記のようなお声があります。

  • 機器や設備が壊れてしまった
  • 家が古くなってきた
  • 設備の使い勝手を良くしたかった
  • 子どもが独立して家を出た
  • 親と同居することになった
  • 老後の暮らしを考えて優しい造りにしたかった
  • デザインを好みのものに変えたかった
  • 収納スペースを増やしたかった

 

例えば設備の新調やデザインの変更を考えていても、まだ使えるものを変えてしまうのはもったいないですよね。しかし、壊れてからでは使えない期間が発生して不便です。

そこで見ていただきたいのが、家の築年数設備の耐用年数です。このふたつに注目することにより、寿命面からみたリフォームに最適なタイミングが分かります。

では、ここから実際のタイミングの目安について解説していきます

 

築年数から見る最適なリフォームの時期

部位別リフォームのタイミング

家は使われている材料によって寿命が違ってくるので、適切なメンテナンス時期は部位ごとに変わってきます。一般的に目安と言われている時期合図となる部位の状態は下記のようになります。

屋根 瓦:20~30年
金属板:10~15年
瓦の剥がれや割れ
雨漏り
金属部分の腐食
塗装の剥がれ
外壁 10~20年 外壁の色褪せ
ひび割れ
外壁基礎の露出
チョーキング
玄関 木製:15~20年
アルミ製:20~30年
ドアの建てつけ不良
ドアクローザーの故障
キッチン 10~20年 ガスコンロの点火不良
レンジフードや換気扇の誤作動
蛇口やシンク下からの水漏れ
浴室 10~20年 給湯器の故障
タイルの剥がれ
洗面所 10~20年 洗面ボウルのひび割れ
水漏れ
トイレ 10~20年 便器の破損
水漏れ
内装 畳:5~10年
壁紙:10~15年
畳の変色
壁紙の変色
20~30年 ガラスの割れ
結露
窓の建てつけ不良
カビの発生
サッシの劣化

外壁は雨風などの自然環境、内装は生活による汚れと原因は違いますが、年月が経つと必ず劣化しいづれ交換や新調が必要になります

 

合図を見逃さないためのセルフチェック

上記でご紹介したリフォームの合図を見逃さないためにも、定期的に住まいをセルフチェックするのは大切です。中には家の内部構造など業者に見てもらわなければ分からない部分もありますが、素人でもチェックできる項目は多いです。

簡単にできる自宅のセルフチェックとしては、下記のような項目があります。

  • 天井に雨シミがあったり雨漏りはしていないか
  • 壁に亀裂はないか、壁紙が変色していないか
  • 床の木材部分の周辺におがくずのようなものが発生しないか
  • 雨の日に窓枠が濡れるなどしないか
  • 外壁やコーキング部分に亀裂や剥がれがないか

特に雨が降った後や地震・台風などの自然災害があった後は家がダメージを受けている場合があります。チェックして気になる部分を見つけたら一度業者に相談してみましょう

 

業者の繁忙期・生活スタイルの変化・季節・風水から考えるリフォーム時期

リフォーム時期を決めるのに参考になる要素は築年数だけではありません。業者の繁忙期や生活スタイルの変化、季節、風水などからも決めることができます。

繁忙期から考えるリフォーム時期

リフォーム業界にも繁忙期と閑散期があります。

繁忙期 閑散期
1月~3月末、11月~12月 4月~8月

 

このうちリフォームのタイミングとしておすすめなのが閑散期です。理由は以下の通りになります。

  • 値引きの交渉がしやすい
  • 担当者が打ち合わせに時間をさける
  • 腕の良い職人さんを確保しやすい

 

繁忙期のリフォーム業者は腕の良い職人も担当者も大忙しになりますので、打ち合わせに時間をかけてゆっくり進めることが難しくなります。雨漏りなど緊急の内容でないのなら繁忙期は避けるのが無難です。

 

生活スタイルの変化から考えるリフォーム時期

家族構成や生活スタイルが変わる時期もリフォームには良いタイミングです。

  • 出産
  • 子どもの成長
  • 子どもの独立
  • 結婚
  • 両親の高齢化

 

例えば子ども部屋に場合、初めは親が見守れる範囲の開けた空間、次にプライベートを確保できる個室の空間と子供の成長とともに変わる役割に合わせてリフォームする方は多いです。

また、子どもが家庭を持ったら同居に向けて二世帯住宅へ変更、さらに老後のためのバリアフリー化など、住居のリフォームタイミングは数多く存在します。

 

季節から考えるリフォーム時期

梅雨時に外観のリフォームを始めてしまうと、工程が大幅に遅れてしまう可能性が高いです。こうした天候に左右されやすい時期は外観リフォームに適していません。

大規模なリフォームは荷物整理に手間がかかりますので、真夏や真冬に荷物を整理するとなると体に大きな負担がかかってしまいます。急を要するわけではないのであれば、が良いでしょう。

リフォームを行う季節についてはこちらも合わせてご覧ください。

リフォームに最適な季節はいつ?時期ごとのメリット・デメリット

 

風水から考えるリフォーム時期

風水の視点から見た吉凶もリフォーム時期を考えるにあたってひとつの判断材料になります。

まず、土用の日は土に関することが凶とされています。土用は立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間を指しますので年に4回あります。2019年(令和元年)の土曜は以下のとおりです。

  • 2019年1月17日(木)~ 2月3日(日)
  • 2019年4月17日(水)~ 5月5日(日)
  • 2019年7月20日(土)~ 8月7日(水)
  • 2019年10月21日(月)~ 11月7日(木)

リフォームだけでなく、新築井戸掘り引っ越しなども避けておきましょう。

 

リフォームをお得に済ますコツ

リフォームが必要な箇所や必要になりそうな箇所がたくさんある場合、出来るだけ効率よく行いたいですよね

リフォームを効率良く費用を抑えて行うには、できるだけ関連する工事をまとめるのがコツになります。水回りはまとめてリフォームをしたり、足場が必要な工事をまとめて設置を一回で済ますなどの工夫により費用を抑えることが出来ます。

工事をまとめて行うと効率が上がるだけではなく、仕上がりが美しくなるというメリットもあります。リフォームのタイミング目安が同じ部位をまとめて行うなどし、工夫することでお得なリフォームを実現しましょう!

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