家庭の教育方針や性格にもよりますが、高学年くらいになると子どもも自分の部屋を欲しがるようになります。しかし、それを見据えて赤ちゃんのころから完全な個室を用意しても、子どもが成長するまではもの置き部屋になってしまいますよね。
無駄な部屋やスペースを作らないためには、子どもの成長に合わせてリフォームをしていくのが有効です。ではどうすればうまくリフォームできるのでしょうか?
子どもの年齢や成長を考えてリフォームする
乳幼児の時期は安全を優先させる
乳幼児は安全を考え、日常的に親の目の届く空間があれば問題ありません。危険がないように気をつける必要はありますがいつも見ていることは難しいので、以下の2点を考えてリフォームするのがおすすめです。
- 食事を作りながらでも様子を見守れる
- 家事をしていてもコミュニケーションが取れる
2歳~3歳になったら自我が発達するため、工作をするためにハサミを持ち出すなど目の届かないところで想定を越えた行動をとることもあります。できるだけワンフロアで済むようにして死角になる場所を作らないようにしましょう。
小学生くらいまでは遊びと勉強を分ける
勉強する場所と寝室は分けて考えても差し支えありません。幼児期のようにすべてを共有する形ではなく、子どもの意見や意思も大切にしてください。
完全な個室を作ってしまうのではなく、親の居場所から近いところにキッズスペースを設ける方法もあります。リビングで宿題をする子、部屋で勉強をする子など、その子に合った場所が必要になります。
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中学生以上は個室が必要に
心も体も成長した中学生になると、「勉強」「睡眠」という行動に個室は欠かせません。教科書や参考書、部活動で使う荷物などが増え私物を管理するようになります。それに親が手を出すのも控えた方が良いでしょう。
また、電話やSNSを使って友達とコミュニケーションを取りたい年頃になるので、干渉されていないことを実感できる配慮も必要です。
子ども部屋は自在に変更できるレイアウトに
間仕切りを利用する
一部屋を兄弟で一緒に使っている場合は、真ん中にパーテーションやパネル収納などを入れれば簡単に仕切れます。大きな工事をする必要もなく、費用もそれほどかかりません。以下の2点に注意してください。
- 電気コンセントの位置
- エアコンの効果範囲
それぞれ平等に準備できていない場合は年齢や性別などを考えて、成長の時期に合わせた対応が必要です。
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独立したあとのことも考えてレイアウトする
子ども部屋は、子どもが独立して家を出た後も有効活用できるように考えましょう。
もしも書斎や客間にするために間仕切りをした壁を壊す必要が出てくると、工事をしなくてはいけない分の負担も増えます。子ども部屋は長期的な視点で計画しましょう。
リフォームは子どもの成長を考えて
子どもが小さいうちは見守れる空間を、大きくなったら個人のスペースを確保できるようにと、成長に合わせていける空間を作るのがポイントです。
子どもの健やかな成長を助け、子ども時代が思い出に残るようなお部屋作りを考えてみてはいかがでしょうか。