見積書・仕上書の確認ポイントと注意点【リフォーム契約】

リフォームの契約に必要な書類はひとつではありません。リフォーム契約には下記のような書類が必要になります。

  • 工事請負契約書
  • 工事請負契約約款
  • 設計図
  • 見積書
  • 仕上表

 

それぞれ確認しなくてはならない点が多い大事な書類になりますが、ポイントを押さえておくと比較的スムーズに見ていくことができます。

今回は見積書仕上表について、確認するときのポイントや注意点をお話していきます!

 

見積書とは?

リフォームの見積書はリフォームの規模や内容によって掲載の方法が違ってきます。

小規模なリフォーム以外では工事の種別ごとに費用がまとめられた内訳書と、材料や工事費の詳細な費用まで示した内訳明細書に分けて提示されます。

 

内訳書の内容

内訳書には必要な工事の種別ごとにまとめられた費用が記載されています。

主な項目は下記の通りです。

仮設工事 工事を行う上で必要な足場や仮設トイレ、廃材ゴミ箱などの設置にかかる費用
基礎工事 基礎の増設や補強にかかる費用
木工事 屋根や柱、梁など、木材の加工や組み立てをする工事にかかる費用
左官工事 塗り壁の工事にかかる費用
アルミ建具工事 アルミ製品の建具の設置などにかかる費用
木製建具工事 木製の建具の設置などにかかる費用
内装工事 内装の工事にかかる費用
塗装工事 外壁や内部の塗装にかかる費用
外構工事 エクステリア工事にかかる費用
電気工事 配線工事や電気機器の取り付けにかかる費用
住宅設備機器工事 水回りの商品や設備機器類にかかる費用
給排水工事 給排水の配管工事にかかる費用
板金工事 加工された金属の板を取り付ける工事にかかる費用

これに、リフォームの手続きや現場でかかる諸費をまとめた諸経費の項目が加わり、全体の金額として出されます。

 

内訳明細書の内容

内訳明細書とは見積書に添付される工事費の内訳書のことです。必要な材料や工事についての詳細などが記載されています。

  • 工事の種類
  • 工事の範囲
  • 工事の部位
  • 素材のグレードや材質
  • 数量
  • 単価
  • 金額

これらの項目がまとまりごとに細かく分けて記載されていると、工事内容や材料の変更があった際にどこが変化したか分かりやすいため、親切な明細書と言えます。

 

仕上表とは?

仕上表とは、多くの場合見積書と一緒に提示される書類になります。建物の目に見える部分の仕上げについてまとめられた表のことを言い、仕様書と呼ばれることもあります。

内部外部のふたつに分かれており、それぞれ範囲は下記のようになっています。

内部仕上表 天井、壁、床 など
外部仕上表 屋根、外壁、バルコニー など

内容は仕上げに使われる材料の材種や規格、仕上げの方法についてで、会社によっては機器の型番を載せているところもあります。

 

見積書・仕上表を見るときのポイント

費用に間違いがないか

リフォーム費用が事前に決めたものから変わっていないか、合計金額はあっているかを確認しましょう。また、見積書に記載されている費用以外に請求される費用があるかも確認しておきましょう。

 

見積書の有効期限はいつまでか

見積書には有効期限があります。期限が過ぎると単価や値引き率が変更になって金額が変わる場合がありますので、見積書の有効期限がいつまでかはよく確認しておきましょう。

 

内訳は「一式」になっていないか

見積書に数量や詳細がなく「一式」とだけ記載されている項目はその中に何が含まれているのかを確認しておきましょう。

このときのポイントは、口頭ではなく書面で確認をもらうことです。書面で残しておくことによってトラブルになるのを回避できます。

 

材料の色や形に間違いはないか

仕上表に書かれている材料は、打ち合わせで決めた通りの色や形のものかをチェックしましょう。

パッと見ただけではイメージがしづらい品番や製品名での記載がほとんどですので、カタログなどと照らし合わせての確認が必要になるケースが多いです。

 

抜けのないチェックで後悔しないリフォームを

見積書や仕上表などの書類は確認項目が多くて大変ですが、ポイントを抜けなくチェックすることで満足のいくリフォームに近づきます。十分に確認し、納得できる状態で話を進めていきましょう。

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