屋根リフォームは家の見栄えを綺麗に保つだけではなく、大雨や強風に備えたり雨漏りを防いだりする上でも大切な工事です。屋根リフォームにはいくつか種類があり、目的や屋根の状態によってどんな工事をしたらよいかは変わってきます。
自分の家の屋根をメンテナンスするには、一体どんなリフォームが一番合っているのでしょうか?そして、費用はどれくらいかかるのでしょうか?
屋根のリフォームはいつ行う?
屋根リフォームのきっかけは?
屋根のリフォームを考え始めたきっかけはその人によってさまざまですが、例えば下記のようなことがあります。
- 台風によって雨漏りが発生した
- 雨漏りを直してもすぐに雨漏りする
- 屋根が古びてきたので新しくしたい
- 屋根の汚れが目立つ
- 家を大規模リフォームするから屋根も一緒に変えてしまいたい
- 外壁の色を変えたので屋根の色を合わせたい
- 訪問営業のリフォーム業者に指摘された
このようなきっかけがあったとき、「今屋根をリフォームしてもいいのか?」「もっといいタイミングはあるのか?」など気になる方も多いと思います。
屋根のメンテナンスの周期
屋根は家の中でも雨や風の影響を強く受ける部分ですので、劣化が進みやすく定期的なメンテナンスが必要になります。屋根のメンテナンスの周期は素材によって違い、一般的に葺き替えが必要になる時期は下記の通りです。
瓦 | 30~35年 |
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スレート | 25~30年 |
金属 | 25~30年 |
屋根リフォームの種類と費用
屋根の葺き替え
屋根の葺き替え工事の費用相場 | 80~200万円 |
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葺き替えとは、簡単に言うと取り替えことです。
古くなり経年劣化が進んだ屋根は雨漏りが発生しやすく、実際に発生したら直りにくくなっています。こうなった場合は屋根をすべて取り換えて新しくする必要があるでしょう。
屋根の取り替えは瓦や金属、化学樹脂の屋根材など、もともとの屋根の素材から変えることもできるので、予算や家の状態に合わせて選ぶことができます。
屋根の重ね葺き
屋根の重ね葺き工事の費用相場 | 80~120万円 |
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重ね葺き工事は、もともとある屋根材の上から新しい屋根材を重ねるように取り付けていく工事です。この工法はカバー工法と呼ばれ、葺き替え工事と違って既存の屋根を撤去する必要はないので比較的費用は安価に済みます。
使用できる屋根材は下記の通りです。
- スレート
- 金属屋根
- アスファルトシングル
屋根が二重になることにより断熱性や遮音性が高まります。しかし、屋根と屋根の間に湿気が溜まることが内容に換気口を付ける必要があるため、その分の工事費用が発生します。
屋根塗装
屋根塗装の費用相場 | 25~80万円 |
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屋根は雨や風に晒され続ける部分ですので、時間が経つと塗装が剥がれて屋根にもともとあった防水機能が失われていきます。屋根材自体にそこまで劣化がない場合、塗装工事をすることによって防水機能を取り戻すことができます。
塗装に必要な費用は使用する塗料によっても大きく変わってきます。塗料にはいくつか種類があり、それぞれ特徴や価格、耐用年数などが違ってくるのでよく比べて選びましょう。
- アクリル
- ウレタン
- シリコン
- フッ素
- 光触媒
雨樋交換
雨樋の交換費用相場 | 1~10万円 |
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雨樋はリフォームを考えるほど気にしていないという方も多いですが、一度詰まってしまうと雨漏りが発生しやすくなります。経年劣化や落ち葉の詰まりなどに注意し、定期的にメンテナンスを行いましょう。
屋根のリフォームは計画的に
屋根のリフォームはタイミングが早すぎても遅すぎても損をしていまいます。適切な時期に適切な工事を行うことで、屋根をいい状態に保ちましょう。
屋根のリフォーム時期の見極めや工事内容を決めるのが難しい際は、業者に一度相談したり現地調査をしてもらいましょう。そこで受けた説明の丁寧さから良い業者を見分けることも、リフォームの成功につながります。